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五月病は、大丈夫ですか?

こんにちは、薬石花房の藤巻祥乃です。
ゴールデンウィークも終わり、新年度が始まって約1ヶ月半がたちました。
そろそろ新しい環境にも慣れてくる頃ですが、五月病は大丈夫ですか?

五月病は、もともと新入生や新人社員が4月からの新しい環境についていけずに、無気力や精神不安定になる、環境に対する適応障害の一種です。最近では、ベテラン社員でも転勤などで環境がかわることにより五月病にかかる人もいます。ただしベテラン社員の場合は今まで社会の中で培ってきた経験があるため、すぐには症状があらわれず、少し遅れて夏頃に五月病のような症状が起こることがあります。このほかに、自分が転勤しなくとも、人事異動で上司が変わることで五月病と同じような症状を起こす人もいます。

中医学には、このような精神不安定な状態を改善する治療法の一つとして、「安神(あんじん)」という方法があります。「安神」とは、文字通り精神を安定させることです。安神効果のある生薬には、大きく分けると2種類あります。ひとつはバランスを崩してふわふわと浮いてしまっている「気」を鎮めて安定させる薬でもうひとつは弱った五臓の「心」や「肝」を補って精神を安定させる薬です。
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安眠、鎮静、精神安定、抗ストレス作用のある生薬の一つ 酸棗仁(サンソウニン)

弱った「心」や「肝」を補う生薬の一つに酸棗仁(サンソウニン)があります。酸棗仁はサネブトナツメの成熟種子で、神経が過敏になって眠れない時や夢をよく見て眠りにくい時にもよく用いられます。酸棗仁には、精神安定と滋養作用以外にも、疲れたときの多汗や寝汗にも効果があります。

最近、寝つきが悪い、よく夢をみる、動悸、落ち着かない、めまいなどの症状がある方は、「心」や「肝」が弱っているかもしれません。つらい症状が続くようでしたら、ぜひカウンセリングにお越しください。

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ストレスからくる胃の不調

こんにちは、薬石花房の藤巻祥乃です。
今週は、ゴールデンウィーク。長期のお休みの方も多いのではないでしょうか♪
薬石花房 幸福薬局は、定休日(日曜日)を除く祭日も営業しておりますので、漢方薬にご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

春は、新学期や転勤などで新しい環境のスタートする季節です。新しい環境での生活は、不安や緊張など、なにかとストレスがたまりやすいものです。新しい環境が始まる春は、胃の痛みやもたれなどの不調をうったえる患者さんが増えます。 新しい環境が始まってちょうど一ヶ月が経ちます。皆さんは、胃腸の調子はいかがですか?

今日の記事は、ストレスからくる胃痛の患者さんの話です。

32歳、独身女性。職場の同僚が一人退職し、仕事量が増えて半年した頃から胃の調子が悪くなりました。始めのうちは一週間に数回痛みが出る程度でしたので市販の胃薬で対応していました。その後、毎日痛みが起こるようになり、ついに市販の胃薬が効かなくなってきました。心配になり、病院で胃カメラの検査をしましたが、検査結果は、胃の粘膜が軽く炎症を起こしている程度で、大きな異常はありませんでした。痛みを抑えるため、胃粘膜を保護し、胃酸を抑える薬が処方されました。しかし、そのお薬を約1ヶ月服用してもなかなか症状が改善されず、再度受診したところ、「ストレスなどの精神的なものからでしょう」と説明され、精神安定剤が追加で処方されました。追加で処方されたお薬を服用しても、やはり症状は改善されず、かえって日中眠くて体がだるくなり、仕事が進まないため、さらにストレスを感じるようになりました。このままずっとこのお薬を飲み続けるのが不安なことや、いまのお薬を飲んでいても体調不良が改善されないことから、薬石花房へご相談にみえました。

中医学では、「不通則痛」という言葉があるように、流れが滞ることにより痛みが起こりやすいと考えます。胃の痛みも、気血の流れが悪くなることにより生じることがあります。気血の流れを悪くする原因には、冷え・熱・ストレス・暴飲暴食などがあります。そのため、流れを悪くする原因を見つけて、その滞っている流れをよくしてあげると痛みが改善されます。

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気をめぐらせ胃腸機能を改善する生薬の一つ  枳実(キジツ)


この方の場合、いろいろお話をお聞きしていくうちに、同僚の退職により仕事量や責任の増加からストレスが増えていること、疲れていても性格的に完璧を目指してしまっていることなどにより、「気」の流れが悪くなっていることがわかりました。胃の痛みは、どうやらこの「気」の流れの滞りから起きているようです。

そこで「気」の流れを良くする漢方を服用してもらい、あまり完璧をもとめずにゆったりした気持ちで取り組むように心がけて頂きました。この方の場合、症状が出て間もなかったこともあり、3ヶ月程度の服用で胃の痛みはなくなり、半年間の服用すっかりお元気になり、おまけに生理前の不調(むくみ、頭痛)も改善されました。

病気が改善するまでの期間には個人差があります。全ての方がすぐに改善されるとは限りませんが、こんな症状で悩んでいる方は、一つの治療法として漢方を考えていただければいいと思います。西洋薬と漢方は、どちらが良いということではなく、それぞれ得意不得意があります。私自身も急な症状で西洋薬を服用することもあります。それぞれの長所を活用することが大切だと思っています。

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簡単なお茶養生で快適な春を過ごす

私たち人間は自然界の一部ですから、冬の寒い日に外にでて風邪を引いてしまったり、猛暑で夏バテしたりと、外からの影響を受けます。そんな時、自分の体からの声に耳をすまして、漢方的な養生をうまく取り入れると大きく体調をくずさなくてすみます。春という季節は、3月30日の記事にも詳しく書きましたが、「肝」の働きが過剰になり、体内のバランスを崩しやすくなります。そのため、イライラ、怒りっぽい、ニキビ、目の充血、不眠、頭痛、生理不順、胃痛などの症状がおこりやすくなります。

このような「肝」の過剰な働きを正常に戻すには、「血」を養い、「気」のめぐりをよくする養生を心がけると良いでしょう。適度な運動で体内の陽気を巡らせることや「肝」に働きかける食物を積極的に取り入れることは、前回紹介しました。

今回は、手軽におこなえるお茶養生のご紹介をしたいと思います。

薬石花房では、4つの体質別に4種のオリジナル茶(「補捨流調」茶)を取り揃えています。普段から体質に合わせてお飲みいただくのもいいですが、このように季節の影響を受け、なんとなく不快な症状がある時には、季節に合わせてお飲みいただくのもいいと思います。
そのなかで、春に上記のような症状がある時に最適なのが、「流」茶です。「流」茶は、紅茶ベースでマイカイカ、青皮、枳殻が入っていて、柑橘系のさわやかな香りのお茶です。
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「肝」に働きかけ、「気」「血」のめぐりをよくする生薬の一つ マイカイカ

普段飲んでいるお茶を、春は「流」茶にする、などは手軽におこなえる養生の一つです。さらに、お茶うけとして「血」を補う作用のドライフルーツのなつめやクコの実などをいただくのもいいと思います。ぜひ皆さんも、手軽なところから漢方的スローライフを実践してみませんか。
(なお、病気の治療や本格的な体質改善には、必ず漢方薬をお飲みください。上記のお茶は、漢方薬ではありませんので、そのような強い効果は期待できません。)

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月経前の不快な症状は、体の警告シグナル!

こんにちは、薬石花房の藤巻祥乃です。
ようやく暖かくなり、東京は桜満開です。皆さんは、もうお花見をしましたか?

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皆さんは、月経が始まる1週間前頃から、いつもよりイライラする、不安感や気分の落ち込み、乳房の張りや痛み、ニキビなどの肌荒れ、便秘、下痢、頭痛などのさまざまな症状が出て、さらに、それらの症状が、月経が来るといつの間にかなくなる、というようなお悩みはないですか?カウンセリングをしていると、多くの女性が生理痛や生理前の不調は、起こって当たり前のことと思っているようです。

これは、排卵後の黄体期(高温期)にさまざまな症状が起こる月経前症候群(PMS)、または月経前緊張症と呼ばれます。原因の詳細ははっきりわかっていませんが、女性ホルモンの分泌異常と考えられています。最近の西洋医学の治療法は、低容量ピルを服用することが主流で、女性ホルモンを調節することによりさまざまな症状を緩和しています。根本治療ではないので、低容量ピルの服用をやめると、また症状が出てくるといった繰り返しになります。

一方、中医学では、単に女性ホルモンだけの問題ではなく、体全体のバランスの乱れと考えています。出てきている症状がいろいろであっても、それらは根本的にあるバランスの乱れから生じていると考えます。そして西洋医学のようにそれぞれの症状ごとにお薬を服用するのではなく、漢方薬で体全体のバランスを調えることにより、さまざまな症状が自然と緩和していきます。

女性は、毎月の生理を少し気にしてあげることにより、より早く(男性より早く!?)体のバランスの乱れを感じとることができます。皆さんも、月経前症候群があって当たり前だと思っていませんか?
毎月くり返す不快な症状に鎮痛剤で対処せず、漢方の力で体質改善しませんか!

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春に起こりやすい不調とは・・・

こんにちは、薬石花房の藤巻祥乃です。
今日の東京は、とても暖かいです。さくらの花も数日中には開花するそうです。
少しずつ暖かくなり春を感じてきたと共に、患者さんが下記の不調をうったえることが多くなりました。

・赤くて化膿したニキビができる
・イライラする
・寝つきが悪い、眠りが浅い
・お腹が張って苦しい(ガスがたまりやすい)
・胸の脇が張ったような不快感がある

春は、自然界の陽気(温めるエネルギー)が高まり、草木が芽吹く季節です。体の陽気も高まり心身の働きも活発になります。五行の「木(もく)」に分類される春は、外からも内からも五臓の「肝」の働きが過剰になり、自律神経のバランスを崩しやすくなる季節です。『黄帝内経』にも肝主春(肝は春をつかさどる)とあります。「肝」の働きが過剰になると、イライラして怒りっぽくなったり、頭痛が起こりやすくなったりします。また気や血の流れが悪くなるので、肌がくすんだり、人によっては気が上に昇ってしまって髪の生え際や顔などの体の上部に赤い化膿したニキビなどの吹き出物ができたり、目の充血、寝つきがわるくなったりします。

春の不快症状を改善する漢方的スローライフとして、散歩やストレッチなどで適度に体を動かし、体内の陽気を巡らせましょう。「春は、ゆったりとした洋服を着て、すがすがしい朝に広い場所を散歩するとよい」と『黄帝内経』にも書いてあります。五臓の「肝」に働きかける柑橘類や梅干し、酢などの酸味のある食品や、セロリや春菊、せりなどの香り野菜を食べるのも、「肝」の機能を安定させ、症状を緩和します。
漢方的スローライフを心がけても不快な症状が続く方は、漢方の力をかりて体質改善しましょう。
柴胡- 
精神情緒に関係する「肝」の気の流れを調整する生薬の一つ 柴胡(サイコ)

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